遂にiPhone15Proも1円だが注意点も…Softbankの新トクするサポートの仕組み

せつや

ソフトバンクでiPhone15Proが1円で販売って聞いたんですけど本当ですか？

そうですね。ソフトバンクでは2024年4月から新たな端末返却プログラム「新トクするサポート（プレミアム）」を開始しており、iPhone15Proも対象機種となっていますよ。

元量販店員 りょう

確かに1年間はiPhone15Pro(128GB)の端末代が月1円で使えるのですが、加入するには様々な条件を満たす必要があり、今までの1円レンタルとは結構勝手が異なるので注意が必要です。
 
という事で今回はソフトバンクのiPhone15Proが1円で使える仕組みや注意点について詳しく解説していきましょう💡

元量販店員 りょう

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2023年秋発売以降、iPhone15(無印)や15 Miniの1円販売はよく見かけますが、2024年4月から遂にiPhone15Pro(128GB)までソフトバンクで1円販売され始めました。(正確には分割支払金総額は、月1円×12か月=12円ですが)

ちなみにこのiPhone15Poの1円販売やヤマダ電機やヨドバシカメラなどの家電量販店以外にも、カメラのキタムラ、ソフトバンクショップでも実施していました。

数万円の端末なら分かりますが、定価18万円以上のiPhone15Pro(128GB)が1円ですか… 流石に条件は色々とあるのだろうという事で確認してみました。

iPhone15Proが1円になる仕組み：新トクするサポート(プレミアム)とは

一応補足ですが、最近の1円iPhoneは以前の「無制限プラン加入前提」などの条件に加えて、「13か月目の端末返却が前提」となっているので、本当にiPhone15Proが1円ポッキリで買える訳ではありません。

ご存じの通りiPhone15 Pro(128GB)ではソフトバンク定価で185,760円(税込)とかなり高額な部類の端末ですが、2024年4月18日からソフトバンクで提供開始している「新トクするサポート（プレミアム）」によって、13か月目以降にiPhoneを返却することで端末代の残債が免除される仕組みになっています。

参考：新トクするサポート（ソフトバンク公式）

そこに乗り換え(or 5～22歳の新規契約)で指定プランに加入すると適用されるソフトバンクの端末値引43,980円を、全て1年目に適用(-3,665円/月×12か月)することで、1年目のiPhone15Pro(128GB)の端末が月1円で使えるようになっています。

なので2年目以降のiPhone15Proの分割負担額は3,938円/月と高くなりますが、そこを「新トクするサポート(プレミアム)」で13か月目に返却する事で、12か月間だけ月1円の負担でiPhone15Proがレンタルできるというのがこの1円iPhone最大のメリットとなっています。

【注意点】ソフトバンクのiPhone15Proが1円で使える条件

ここまでの説明で殆どの方はお分かりだと思いますが、このiPhone15Pro(128GB)が1円で使うためには、以下の条件があることに注意が必要です↓

特に要注意なのが「新トクするサポート（プレミアム）」の加入条件となっている「「あんしん保証パック」への加入＆返却まで継続利用」と「端末返却で残債免除時に「早トクオプション利用料」（最大12,100円）を支払う」の2つの条件です。

2024年4月に新たに登場した「新トクするサポート（プレミアム）」は従来の端末返却期限の最短が24か月だったのに対して、12か月で返却＆残債を免除できるようになった反面、以下のような加入条件が追加されているので、初めて使う方はまず注意してほしいです。

「新トクするサポート（プレミアム）」の概要

■プログラム内容
「新トクするサポート（プレミアム）」は、対象機種を48回払いで購入し、同時に「あんしん保証パック」※1に加入の上、購入から13カ月目※2以降に特典利用を申し込み、下記の条件を満たした場合、最大36回分※3の対象機種の分割支払金または賦払金の支払いが不要になるプログラムです。これにより機種代金の支払いが最短で1年間（12回分）で済み、短期間での新しい機種への買い替えが、よりお得にできるようになります。このプログラムは、“ソフトバンク”の回線契約の有無にかかわらずご利用いただけます。
 

1. 機種購入時に加入した「あんしん保証パック」※1（月額使用料最大1,740円／月）を、特典利用の申し込み完了時まで継続して加入していること
2. 特典利用時に「早トクオプション利用料」（最大1万2,100円※4）を支払うこと
3. 申し込み翌月末までにソフトバンク株式会社が対象機種の回収・査定を完了※5すること
4. 回収された対象機種がソフトバンク株式会社指定の査定条件を満たさない場合、機種の回収に加えて最大2万2,000円（不課税）を支払うこと
5. その他「新トクするサポート」提供条件書に記載の特典利用条件を満たすこと

 
なお、「あんしん保証パック」※1に未加入または途中解除した場合や、「早トクオプション利用料」の支払いを希望しない場合は、25カ月目※2以降に特典利用を申し込み、上記③～⑤の条件を満たすと、最大24回分※3の機種代金の支払いが不要になる特典が適用されます。
 

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※1　「あんしん保証パック」の使用料は550～1,740円／月です（2024年4月18日時点）。「あんしん保証パック」の月額使用料の金額は変わる場合があります。詳細はこちらをご覧ください。
※2　申し込み状況などによって時期が前後にずれることがあります。お客さまの特典受付開始日は、My SoftBankなどでご確認いただくことができます。
※3　お客さまが特典利用を申し込まれるタイミングによって、支払いが不要となる金額が変わります。ご購入の機種や時期によって、1～12回目と13～48回目の分割支払金（賦払金）の金額が異なる場合があります。
※4　「早トクオプション利用料」は機種・時期によって異なります。対象機種の購入時点において、ソフトバンク株式会社のウェブサイトに定める金額を支払う必要があります。
※5　ソフトバンク株式会社指定の回収・査定条件を満たす必要があります。

文中の「特典利用時」というのは端末返却時の残債免除を差していますが、従来の端末返却プログラムと比べて12か月で返却できる分「あんしん保証パック」の毎月の料金(iPhone15Priの場合は+月額1,740円)と、返却時の「早トクオプション利用料」が追加でかかる点は覚えておきましょう。

参考：あんしん保証パック with AppleCare Services（ソフトバンク公式）

また指定プランに関しても一番安い「スマホデビュープラン+」への加入には以下のような年齢条件がありますので、基本的にソフトバンクの無制限プランへ加入するので、iPhone15Proの端末代は12か月間1円で済む分、プラン料金が結構かかってしまう点にはご注意を。

データプラン20GB（スマホ）
スマートフォンの新規契約（5～22歳）、ケータイからスマートフォンへ機種変更またはのりかえ（MNP／番号移行）の際にご利用いただけます。

情報が多いので整理すると、確かにiPhone15Pro(128GB)の12か月間の端末負担額だけ見れば1円/月で済むのですが、最終的な請求額としての総負担額はこんな感じになります↓

上記の負担図に加えて、返却時に残債を免除する特典を利用する時に「早トクオプション利用料」として最大1万2,100円を支払う必要もあります。

うーん、指定プランが月額7千円超かかるので、トータルの料金としては結構かかりますね。

「毎年新しいiPhoneに機種変更したい」そして「iPhoneを壊さないように使える」「無制限プランが必要なくらい動画やゲームを楽しむ」という人にはアリ…　なのかもしれないです。